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野球好き大学院修了生の頭の中

山本由伸を救いたい

僕がルーキーイヤーから「とんでもない投手が出てきた」と注目していたのが、バファローズの山本投手です。3年目となる今季も、堂々たる投球内容で圧倒的な成績を残しています。しかし、その山本投手が思わぬ形で注目されてしまっています。それは…

 

援護があまりにも乏しい

 

最近では「山本由伸」と入力したらサジェストで「かわいそう」「FA」「トレード」とか表示されるようになってきました。ちなみに山本投手はFA権取得までまだ7年近くかかります。そんな山本投手、いったいこれまでどのような状況だったのでしょうか。

 

|目次|

 

 

 

 

1.山本由伸投手の全登板成績と野手の援護

山本投手の成績と、山本投手降板前までの野手の成績を見ていきたいと思います。

 

①4月3日 ホークス戦

9回 無失点 被安打1 奪三振8 与四死球2 勝敗つかず

野手 6安打無得点1失策

福田選手がひとり気を吐いていたのですが、この成績で勝敗がつかないのは気の毒ですね……

 

②4月11日 マリーンズ戦

8回 1失点 被安打3 奪三振7 与四死球2 勝利投手

野手 6安打2得点1失策

吉田選手のソロホームランと後藤選手のタイムリーにより、2点の援護をもらって勝利。先発復帰後初勝利を挙げました。

 

③4月18日 ファイターズ戦

6回 4失点 被安打5 奪三振3 与四死球2 敗戦投手

野手 2安打無得点無失策

まともに打たれて負けたのはこの試合くらいでしょうか。降板後に追い上げるも、追いつけずに最後引き離されてしまいそのまま敗戦投手。

 

④4月25日 ホークス戦

8回 無失点 被安打1 奪三振10 与四死球4 勝敗つかず

野手 5安打無得点無失策

シーズン初戦と似たような試合展開。しかもこの試合に至ってはリリーフが打たれてしまい、好投が報われず。余談ですが、明石選手のバック宙ホームインの試合です。

 

⑤5月2日 マリーンズ戦

8回 1失点 被安打6 奪三振3 与四死球2 勝敗つかず

野手 3安打1得点無失策

おかしくないかと思い始めるレベルで白星から見放されています。ただ、この日はチームは勝利したのでまだ報われていると言えるでしょう。

 

⑥5月9日 ファイターズ戦

7回 1失点 被安打5 奪三振6 与四死球3 勝利投手

野手 7安打2得点無失策

やっと山本投手に勝ち星が。ですがもう少し点をいただけないでしょうか…。

 

⑦5月16日 マリーンズ戦

5.2回 6失点(自責点2) 被安打6 奪三振4 与四死球1 敗戦投手

野手 5安打2得点4失策

QS失敗は4月18日痛い2度目。とはいえ、この試合で投手に結果を求めるのは酷でした。1イニング3エラーされてしまったらどうにもできません。

 

⑧5月28日 ホークス戦

7回 無失点 被安打6 奪三振9 与四死球3 勝利投手

野手 9安打3得点無失策

今季最多援護点です。3登板で無失点に抑え込んでいる得意のホークスから今季初勝利を挙げました。これ自分でもなかなかパワーワードだなって思います。

 

⑨6月4日 ベイスターズ

6回 3失点 被安打8 奪三振5 与四死球2 敗戦投手

野手 7安打無得点無失策

「6回3失点KO」とか言われたのはこの試合だったはず。QSなんですが…。

 

⑩6月11日 ドラゴンズ戦

7回 1失点 被安打4 奪三振6 与四死球1 勝敗つかず

野手 3安打1得点無失策

押し出しの1点のみの援護は気の毒です…。

 

今季成績

10登板 3勝3敗 71.2回 被安打45 与四球19 奪三振61 防御率1.63 K/BB3.21 WHIP0.89 援護率1.32

投球内容は堂々たるものです。球数もそれほど多くない、そもそもランナーが少ない、など圧倒的な内容です。しかし、10登板で貰えた援護点はたったの11…。

 

 

2.バファローズ打線の現状

ここまで援護点が貰えないのは異常です。いったいどうしたのか。

たしかに、そもそも打線自体かなり苦しんでいます。チーム得点194、打率.223、OPS.622というのは全て12球団最下位です。DH制のあるパリーグでこの数字ですから、かなり深刻でしょう。OPS.622という数字は、昨年の中島選手(長打が少ないのでこの数値は低くなる)よりも更に低い数字となっています。

しかし、それでも194点取っているとなると、1試合平均で3.29点は得点していることになります。つまり山本由伸投手の援護率1.32というのは、得点力不足にかなり苦しんでいるバファローズ打線であることを踏まえても異常と言わざるを得ません。

ここまで来ると心配なのが、野手が意識しすぎて空回りしないか、というところです。他球団なら7勝か8勝しているだろうとまで言われている圧倒的な投球内容です。ちなみに山本投手とほぼ同じような成績を残している有原投手は実際に7勝しています。それを勝たせてあげられていない、という気持ちは少なからずあるはずです。あると信じたい。正直バファローズだとチーム全体の意識は大丈夫なのか心配ではありますが。それが空回って余計うまくいかなくなる、というのは何年か前に武田勝投手が苦しんでいたときに観たことがありました(「そうか、そう来たか」のとき)。

 

他チームのファンからも「かわいそう」と言われるほどの状況になってしまっており、意識しないのも難しいかと思います。また、バファローズに勝たれると困るのも正直少し思っています。とはいえ、ここまでの事態はなかなかないものです。どうか、今後は歯車が噛み合うことを祈ります。ファイターズ戦以外で。